震災遺構 オカモトセルフ
年内には取り壊し、移転となるオカモトセルフ陸前高田(ガソリンスタンド)
ですが、この看板の高さまで津波が来ています。
にもかかわらず、がれき撤去後はこの場所で営業を続けてきました。
震災前の街並みが全くなくなり、
唯一震災前の面影を残す場所です。(タピックの建物も含め)
多くの観光客が一本松を見学に来ていますが、
その並びにはこのGSをはじめ、
ホテル、コンビニ、パチンコ店、飲食店、ショッピングセンター、ホームセンター、
モスバーガー、釣具店など数えきれないほどのお店がありました。
悲しい被災地という悲壮感も感じるかもしれませんが、
この陸前高田市も日本のどこにでもある普通の素晴らしい地方都市でした。
それも今も変わりないと思っています。
ここには大きな街があって、多くの住宅があって、
多くの人のごくごく当たり前の生活があったことを
一本松の根元で目をつむって感じてもらえたら、
きっと亡くなった方々の想いも救われるのではないかな、
祈りとはそんな形もあるのではと思いました。
この看板もスタンドももうすぐ移転になります。
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