ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり

陸前高田市web　TOPページより http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/fukkou/normalization/normalization.html

たまには、ブログらしいブログを書いてみたいと思います。

震災後に陸前高田市では街を復興させるにあたり
大きく「 ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」
という復興後のまちづくりのコンセプトを掲げました。

このコンセプト自体はたいへん素晴らしいと思いました。
バリアフリーのさらに一歩を先を進んだ視点です。

道路・歩道・公共施設などのインフラだけでなく、
民間の商店・事業所にもこれに配慮したお店作りや
対応を促している点も素晴らしいと思います。

もし、そのような街づくりがうまく行けば、きっと観光客、
特にもこれからは人口の多い団塊世代が75歳を突破するなど
その世代の方々も過ごしやすいと思われます。
期待しております。

ただ、全てがそのような配慮できた建物・道路には
できないかもしれません。
それを補うのは人の力だろうと思います。

人間には思いやりや慈しみの心があれば、それに沿った
行動ができると私は信じています。
子どものころから、成人・シニアまで助け合う心・
支えあう心を学び続けることが大事だと思います。

ただし、これは学べば習得できるようなスキルではないと思います。
震災の時に多くの人に助けられた感謝を思い出し、
また、身の回りの家族や友人・近隣・同僚らにも
同じような心を向ける気持ち・行いを継続できれば
きっとどこでも、そういう力が発揮できるのだと考えます。

私も陸前高田市の事業所で働く『準市民』として
そういう意識を忘れずに生活したいと思います。